フィリピン国内航空旅客数、19年の水準に迫る(2023年5月23日)

フィリピン民間航空局によると、今年第1四半期(1〜3月)の国内航空旅客数は706万人となりました。このままの増加ペースが続けば、2023年通年の旅客数は2824万人に達し、コロナ禍前の2019年の2954万人に迫りつつあります。

航空会社別の旅客数では、セブパシフィック航空とその傘下のセブゴーが計366万人を記録し、全体の半数以上を占めてトップとなりました。続いて、フィリピン航空(PAL)とその傘下のPALエクスプレスが計199万人で2位に位置し、3位は比エアアジアで129万人となりました。

一方、国際線の旅客数は380万人にとどまり、2019年の983万人に比べて39%にとどまっています。国際線旅客数のトップはPALで、134万人が記録されました。次いで、セブパシフィック航空が23万人、比エアアジアが22万5000人となりました。

フィリピンの国内航空業界は、新型コロナウイルスパンデミックによる制約から徐々に回復していることが示されました。この伸びは、旅行制限の緩和やワクチン接種の進展による需要の回復に支えられています。航空会社は安全対策を強化し、旅客の安心・安全を確保するための取り組みを積極的に行っています。

フィリピンの航空業界にとって、国内旅客数がコロナ禍前の水準に迫る兆しが見えてきたことは、希望の光となるでしょう。

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