バタンガス州のタール火山における火山性スモッグについて

フィリピン火山地震研究所(Phivolcs)は金曜日、バタンガス州のタール火山における火山性スモッグ(霧)の存在を監視し、潜在的な健康被害や環境への悪影響が懸念されるとして、警告を発した。

主火口湖の高温の火山流体の上昇を監視し、蒸気プルームが南西の方向に漂いながら、2,400メートルの高さまで上昇した。

タール主火口からの二酸化硫黄(SO2)ガス排出量は1日合計4,569トンに達し、木曜日にはタール湖の西でSO2の大きな雲も目撃された。

タール火山から1日平均3,402トンのSO2が排出されたため、2023年9月第1週からスモッグがタール地域に影響を与えている。

二酸化硫黄を含む火山ガスを含んだ微細な飛沫からなるスモッグは、特に人体に有害であり、目、喉、呼吸器に炎症を起こすことが知られている。

喘息、肺疾患、心臓疾患、高齢者、妊婦、子供などの疾患を持つ人々に、予防策をとるよう呼びかけてる。

屋外で過ごす時間を減らし、ドアや窓を閉めて
N95マスクで鼻と口を覆い、水を飲んで喉の炎症を和らげる。症状がひどい場合は医療機関を受診すること。
州の火山学者も、ガスの排出が雨と結合して酸性雨となり、農作物に害を与えたり、金属屋根を腐食させたりする可能性について警告している。

バタンガス州とその近郊の地方自治体では、予防措置として金曜の授業を停止することで事態に対応している。

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